●組合長挨拶●













        代表理事組合長  東山 基

 おかやま酪農業協同組合「第1回 総会」の開催に当たり、組合員の皆様には平成26年度の 事業推進及び組合運営に於いて多大なご協力を賜りましたことに、衷心より厚くお礼申し上げます。 また、行政指導機関の皆様をはじめ乳業の皆様、支援団体などすべての関係者の皆様のご支援に 深く感謝申し上げる次第であります。

 平成26年度は、年々進行する異常気象や自然災害が国民生活に少なからぬ影響を与え続けた 1年でした。さらに、日本の政治経済の行方に関心と不安が高まる中で消費税の引き上げが実施 され、安倍政権の成長戦略も加速度的に強行されました。金融対策や規制改革による数々の施策は ある程度の景気浮揚の兆しを誘引し、年末の総選挙では現政権の圧勝結果となりました。

 この間、正式表明したTPP交渉の協議への参加はそれ自体非公開であり、極めて少ない情報に 不安が交錯する中で、農業政策においては「重要5品目は守る!」とした国会決議を繰り返す一方で、 日本農業の大転換を提唱し、規制緩和やJA組織の解体を進めてきました。 酪農では、新たに策定された「酪・肉近代化計画」に規模拡大・6次化・飼料自給率の向上を中心に 生産基盤の脆弱化対策とし、年度末には、補正予算・前倒し予算による「畜産クラスター事業」が 打ち出され、生乳生産の回復に取り組むこととなりました。おからくでも多額の希望・要望があり ましたが、採択の要件・要領が厳しく一部の適用に止まり、平成27年度以降に取り組むことと なりました。

 全国的に酪農経営戸数と生乳生産量の減少は平成26年度も留まることなく、おからくでも22戸の 廃業となりましたが、大歓迎すべき1戸の新規就農がありました。おからくの運営では、組合員の皆様の 多くのご協力を賜る事により、平成26年度の事業計画を上回る決算となりました。酪農経営支援を 基本に様々な事業の推進に対して、円安の影響を強く受けた飼料の高騰が続き、期中の乳価値上げを 果たすことができなかった情況にありながら、組合員の皆様の経営努力と、おからく事業へのご理解のうえ、 積極的なご参加を賜りましたことに、衷心より重ねて厚くお礼申し上げる次第であります。

 平成26年度のおからくは、組織改編の初年度でありました。大きく変わろうとする日本の農業にあって 酪農産業も例外ではなく、経営支援事業の継続と次世代へ禍根・負の遺産を残さない事を目指した取り組み でありますが、この1年間、十分とは言えず、多くのご提言やご指摘を頂いております。もちろん一朝一夕 に成るものではありません。平成27年度の事業推進や新たな中期計画の実行をしていく中で、 組合員の皆様とともに役職員一体となって取り組まねばならない大きな課題と思います。ご協力をよろしく お願い申し上げます。また、畜産行政や指導機関・関係団体とは今まで、県支援チーム・各地区支援チームの 活動を続け、乳質改善や環境整備に成果を得ることができましたが、今後はより密接に、単なる連携を超えた 明確な役割の分担を求め、責任ある総合的な支援体制の構築を計らなければならないと思います。

 今年は、酪農にとってターニングポイントであると喧伝されています。おからくも総代会から「総会」になり、 役員も新たな構成で多くの課題に踏み込むことになります。
 第1回総会において、平成27年度事業の推進やおからくの運営に対して、組合員の皆様からのご提言・ご指摘 を適切にお願い申し上げます。